第2回(2018年度)参加者の声

第2回蒲郡地域活性化プランコンテストにご参加いただいた方々に、コンテストを通じて感じたことや地域活性化に対する思いを綴っていただきました!

コンテスト3日間を終えて、参加する前と後では、地域に対する見え方がかなり変わったという方も多いようです。

このコンテストに興味があるが、なかなか一歩踏み出せないという方は、参考にしてみてください!

※所属大学・学年等は、2018年度のものです。

多田 幸司 さん(東北学院大学・4年)

チーム  3G 「みかんでワクワク日本一」(最優秀賞)

 

 

誰よりも熱い平成最後の夏
私のビジョンは「シリアルアントレプレナーとして日本を強くすること」です。
そのために地方創生に携わるというのは必須課題だと思っており、今回参加しました。

カッコつけましたが友人に誘われたのが参加した1番の理由です。すいません笑笑
とはいえ、この3日間は多くのことを学んだ最高の時間でした。そんな私の学びを1つを紹介します。
それは、「本当の地方創生とは何か」ということです。1日目のヒアリングでも出ましたが地方が抱える問題として
「人口減少、高齢化による人材不足」「団体などの横と横の繋がりがない」「世代間の繋がりがない」など様々な問題があります。
しかし、そういった問題に対してよくある解決策は単に問題を裏返して案を出し、一時的に解決したように見えてるだけではないでしょうか?きっと求められているのは問題の本質をしっかりと見極め、それに対して単に裏返しではない別角度のアプローチ(自分たちがワクワクする内容だとなお良い)
をすることだと思います。意外と物事の本質は同じような場合が多々あります。地方が抱える問題においても同じことが言えるんだということは新たな発見でした。

結果として私達の努力は最優秀賞という形で評価して頂いたわけですが、こういった地方滞在型のビジコンの本質的な価値は優勝したとかでは無いと思います。
結局は人と人との繋がりが私の考える本質的な価値です。
全く知らない地で事業を考える際、私達は地元かのように地域を知るため、とことん調べるところから入ります。
すると段々、「本気でなんとかしたい!」「もっと発展させたい!」という感情が入ってきて、いつのまにかその地域のことが大好きになるんですね。まるで本当の地元かのような感覚です。そうやって全国に地元を作っていき、現地の人や企業と繋がること。
また、優秀な学生やその他関係者が全国から一箇所に集まり、ひたすら同じ目標に向かっていく中で生まれる経験や繋がりは他の何にも代え難い価値です。
参加を検討されている方、このコンテストに限ったことではないですが、ぜひ挑戦してみて下さい。私からすれば結果を出さないよりもやってみないことの方が悪です。やればきっと何かが変わります。

最後になりますが、実行委員をはじめ、メンターの方々、審査員の皆さん、そして蒲郡市民の皆さん。本当にありがとうございました!!!…


堀田 みと さん(東京大学・3年)

チーム  がまGOり「蒲郡を、宇宙へ」

 

 

 地域活性化やまちの縮小など限られていく資源でよりよい暮らしを追求する取り組み一般に興味があり、大学でも学んでいますが、地域の生活者の方々声を聴ける機会は殆どありません。その中で地域の人も巻き込んだ活性化プランコンテストという点に惹かれ、今回参加を決めました。

 この地域を若者のアイデアで熱くしたいという運営の方々ミカンで、魚で、蒲郡のよさを広げようと活動している方、地区の人が顔を合わせる場所づくりに奔走する方、蒲郡での今の暮らし満ち足りている方々…いろいろなお話を伺いました。地域活性化という今日本でアツいとわれる話題を、蒲郡の人はどう考えるのかに触れることが出来たのはとても貴重な体験でした。

 蒲郡には海も山も、新しいまちも古いまちもあり、人々の地元への思いも様々です。蒲郡には蒲郡時間と、雰囲気と、文脈があります。地域の人の話を聞き、感心して「文脈」通りに似するだけでもダメ、「文脈」を見落として自分が信じる「活性化」像を押し付けるのでもダメ、という意味で、地域で運動を起こすことのリアルが凝縮されたコンテストで3日というタイムリミットは正直めちゃめちゃキツいですが、自分に無かった視点をくれる参加学生・メンター・地域住民であれこれと頭を絞る時間は間違いなく刺激的です。ぜひこのコンテストで蒲郡を訪れてみてください!


坂本 眞一郎 さん(創価大学・4年)

チーム  イナビトっぺ  「ハローツーリズム先駆都市蒲郡」

「地方創生=大事な日本の取り組むべき課題」という前提が広がっているが、本当に必要なことなのか?という疑問がこのプランニングコンテスト参加前に自分が感じていた問題意識でした。

学部でも地方創生について学びましたが、どうしても人口や財政などマクロ的な視点からしか地方創生の意義があまり伝えられていないように感じ、実際に住む住民の人は何を求めているのか、住民の方にとっての地方創生とは何かを知りたくてこのコンテストに参加しました。

実際にこのコンテストでは、たくさんの地域の方にお話を伺うことができました。実際に足を運んだからこそ、記事や文献などを通しては決して感じることのできない、地方の方が直面している課題やそれを乗り越えるための苦労を痛感しました。そして、気づけばこのお世話になった蒲郡の方々のために何かできないか、朝までグループのメンバーと考えている自分がいました。最終提案は決して100%満足できる提案ではなく、自分の中では悔しさが残りましたが、このような経験や思いを抱かせてくれたこのコンテストには本当に感謝しています。

最後に、このコンテストでは、驚くほど的確なフィードバックをくださる素晴らしいメンターの方々や参加者が提案の作成に集中できるよう全力でサポートしてくださる実行委員の方々のおかげでたった3日間とは思えない、学びや気づきが得られます。このページを見られた方はぜひ挑戦してください!後悔のない3日間を過ごせると思います!


安藤 かおり さん(名城大学・4年・地元出身学生)

チーム  ガマゴリラ  「蒲ぼっち運動〜蒲郡のひとりぼっちを予防しよう〜」

私は地元学生の立場から書いてみます。

私は実行委員会をやってる友達に誘われて、このプランコンテストに参加しました。

昨年からこのコンテストが始まったのは知ってたけど、誘われて交渉されなかったらやらなかったと思います。
正直、住んでいる分には何も困らないし活性化する必要はあるのか?と思っていました。しかし、蒲郡について深く知っていく中で見つかる問題点は沢山見えました。蒲郡が当たり前になっている蒲郡市民が、このコンテストを通してもっと蒲郡を知り、動くべきなんじゃないかと思いました。蒲郡を活性化させることが必要だと思われているから、実行委員会やたくさんの企業が動いてくれています。ならば蒲郡で過ごしてきた学生ももっと参加するべきではないでしょうか。
このコンテストに参加する中で、自分の知らない蒲郡を何度も目の当たりにしました。次第に蒲郡に夢中になり、2泊3日の間会場内の全員が「蒲郡」と何度も発する光景が新鮮でなんだか嬉しかったです。この短期間で寝る間も惜しんでチームで必死にプランを考えたのは貴重な経験です。

このコンテストは、全国から意識の高い学生が参加してくれます。その一方で、地元学生の参加率が低いです。蒲郡出身の大学生という条件が必要となると、限られた人数しかいないかもしれないし、全国から来てくれる学生に気が引けるかもしれません。しかし、私たち地元学生には、全国の学生にはない「蒲郡で生まれた、育った」という部分があります。私もコンテストに参加する中で、蒲郡での行事や思い出がチームで作り出すプランのヒントやきっかけになることが多々ありました。このコンテストには地元民の声が必要で、チームの1番の協力者になるのが地元学生だと思っています。
今後、参加しようか迷っている地元学生がいたら自分にとっても蒲郡にとっても良いことだらけなのでぜひ参加してください!

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