第1回(昨年度)参加者の声

昨年度(2017年)の第1回蒲郡地域活性化プランコンテストに参加した方々から寄せられた声です。

参加者の皆さん一人一人が、コンテストを通じて多くのことを発見し、学んでくださったようです。

サークル活動やインターンなどでは得られないような経験が、この地域活性化プランコンテストにはあります!

 

岸 凜大郎 さん(東京大学・3年・学生団体GEIL元代表)

だれもが地方創生は大事だと言っています。地方の衰退は日本の衰退であり、早急に対処しなければならないと。しかし、その実現に向けて実際に行動している学生は果たしているのだろうか、結局みんな口だけではないのか、そんな思いを私は当初、抱いていました。そんな時、藤田さん(今回のイベントの主催者)から突然、連絡がきました。「俺は鯖江で感動した。それを蒲郡でもやりたい。蒲郡をもっと盛り上げていきたい」そう堂々とそして熱く語る藤田さんを見て、僕は参加を即決しました。この人は本気で自分の地元を変えようとしているんだ、こんなにも熱い思いを持って、実際に行動に移して、自分の力で変革をおこそうとしているんだ、そう感じたからです。
このコンテストの特徴は、たくさんの地元住民の方々を巻き込んで開催されていることです。地域の課題に関わる様々な立場の方々のお話が聞ける機会があり、書籍だけでは得られない現場の声を聞くことができます。机上の空論にとどまらない解決案を練り上げる環境がこのコンテストにはあります。
蒲郡地域活性化プランコンテストでは、参加学生はお客様ではありません。蒲郡という地域に正面から向き合い、本気で地域の課題解決に取り組むチャレンジャーです。本気で地方の課題を解決したい人にはおすすめなイベントです!ぜひ参加を検討してみてください!!

 

立山 ひかる さん(東京大学・3年)

地域活性化プランコンテストを通して何を学べるのか。
このコンテストは、おそらく他のビジコンと同様に、意識の高い学生と優秀なメンターが揃った環境で、クリエイティブかつ実現可能なアイデアを追求していくものです。寝る間を惜しみながらチームでプランを構築し、様々なフィールドで活躍されるメンターから鋭いフィードバックを受けることができる熱い3日間です。ビジコン経験者も未経験者も、実力を伸ばせる良い機会だと思います。
そしてもう一つ、地域活性化プランコンテストでなければ得られないものがあります。このコンテストで、学生は地域の課題を解決しようと一生懸命考え、その学生の質問に対し地元の方々は長時間、真摯に向き合ってくださります。そして多くの地域住民の方々が学生を応援してくださり、審査員として参加されます。県外学生が地域に分け入り、地域住民との生きたコミュニケーションを通して地域に新しい視点を投じる。私はこのプランコンテストを経て地方創生の原点に立てた気がします。私自身も蒲郡市と似たような地方の出身なのですが、こんなに熱い蒲郡市が羨ましくなってしまいました。

この地域活性化プランコンテストは、この夏ビジネス感覚を身につけたい、そして特になんとなく漠然と地方に関心がある、そんな人にオススメです。

 

大保 達史 さん(一橋大学・2年)

正直に言って、最初このコンテストには全く期待していませんでした。
同時期に元々参加する予定であったビジコンに日程的な都合で行けなくなり、なし崩しで申し込んだのがきっかけでした。
その時点で僕は、参加者の皆さんの中で最も意識の低いメンバーであったと思います。
意識が低すぎて前日まで台湾で遊んでおり、当日の朝成田から直接向かったものの遅刻したくらいです(笑)
いざ始まっても皆さんわりとのほほんとしていて所詮は「意識高い系」の馴れ合いか、と途中までの僕は高をくくっていました。
しかし2日目の夜の中間発表で、僕の根拠のない自信は粉々に打ち砕かれました。現実を知らない大学生の浅知恵では到底審査員の大人たちを納得させることはできないと思い知らされ、僕はプライドもズタズタになり怒りに震えました。気がつけばその日は徹夜で全く新しいプランを1から策定し、プレゼンも作り直すことに…いつのまにか誰よりも意識の高いメンバーになっていたように思います。
結局賞は取れませんでしたが、悔いのない戦いは出来たと思います。
二泊三日で何ができるんだ、と感じるかもしれません。縁もゆかりもない蒲郡にそこまで真剣になれない、と思うかもしれません。
しかしそれは参加していないからこその思い込みです。あの三日間を必死に駆け抜ければ確実に何かが変わります。
個人的な話で恐縮ですが、その時の経験を糧に現在僕は自分の会社を経営しています。
また、その時のメンバーたちと未だにご飯に行ったりビリヤードをしたりと気の置けない友人もたくさん出来ました。
行って損はありません。無料で高級旅館に泊まれて、美味しいご飯が食べられて、レベルの高いライバルと戦えて、これから先も付き合っていける友人ができて…
ここまで読んでくださったあなたがもし申し込もうとしていないのであれば、莫大な機会費用の損失であると言うほかありません。
チャンスは掴まなければ、チャンスにはなりませんから。
頑張ってください!

 

 

佐藤 慧 さん(京都大学・4年)

漠然と地方創生に興味を持っていた三回生の夏、友達から地方創生のプランコンテストがあると聞き二つ返事で参加を決めた。そのコンテストのお題は「名鉄蒲郡線を存続させるべきか」であった。最初私は赤字を出している路線ならば廃止させて然るべきだと考えていたが、地域住民との方々の交流を通し、鉄道の持つ単なる交通手段以上の力、地域の核となる力を感じ、なんとか蒲郡線を赤字を減らして存続させていきたいと考えるようになった。それからは実現性とインパクトどちらも備えた存続案を策定するべく何度もメンターさんからアドバイスを頂き、寝る間も惜しんでチームで話し合いを続けた。3日間を通じて6時間しか寝れなかった程だ笑。私たちが最終的に提案したのは高齢者のインターン生が運営する地域コミュニティだ。インターンを通して地域コミュニティを作り、それによって鉄道の利用を促進させることで、蒲郡線の存続を可能にするものだ。結果的にこの案は最優秀賞を受賞できた。恐らく地域住民の方が抱える問題にアプローチできたからだと思う。
「就活に少しでも有利になるかな。」こんな打算的な思いもあり参加したこのプランコンテストは、僕の人生を変えるほど多くのことを学ばさせてくれた。
今この記事を見ている皆さんは少しでも地方創生に興味を持っている方だと思います。一歩踏み出してこのコンテストに参加してみてください。誰よりも熱い夏が過ごせること間違いないです!

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